側弯症とは?

脊椎側弯症の基礎知識

Mizuna

脊椎の基本構造

脊椎は、頭から骨盤まで連なる骨の連鎖で、以下の部位から構成されています。頸椎は前方に湾曲、胸椎は後方に湾曲、腰椎は前方に湾曲しているのが正常な状態です。

側弯症とは?

正面から見た時に、背骨が本来あるべきまっすぐな状態ではなく横方向に湾曲してしまうことを脊柱側弯症といいます。この状態は単純な左右への曲がりだけでなく、脊椎の回転を伴うことが特徴的です。
医学的な診断基準としては、レントゲン写真上で測定される脊柱の湾曲角度(コブ角)が10度を超える場合を側弯症と定義します。

症状の現れ方は個人差が大きく、軽度の場合は外見上の変化もなく、本人も気づかないことがあります。しかし、進行すると身体の非対称性が目立つようになり、重症化すると、見た目の問題だけでなく背中や腰の痛み、呼吸困難などの機能的な問題を引き起こすことがあります。

側弯症には、原因不明で主に成長期に発症する「特発性側弯症」と、加齢による脊椎の変性が原因で起こる「退行性側弯症」などがあります。
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脊柱が前方に過度に湾曲した状態を前弯、後方に過度に湾曲した状態を後弯症といいます。

前弯症では腰が反った姿勢になり、腹部が前方に突き出て首が前に突き出た姿勢になります。主に腰痛や首の痛みを引き起こす可能性があります。
後弯症ではいわゆる「猫背」の状態になり、本来あるべき前弯が減少または消失し、後方に湾曲した状態になります。前かがみで背中が丸くなるになり肩が前方に落ちるため、重症の場合、呼吸機能や消化機能に影響を与える可能性があります。

どちらも軽度の場合は姿勢の改善や適切な運動療法で対処できることが多いですが、重症の場合は装具療法や手術療法が必要になることがあります。

たま
たま

側弯症の治療で手術になることはあるの?

おっくん
おっくん

胸椎カーブの場合:45度から50度以上
腰椎カーブの場合:40度以上になると手術が必要になることがあるよ。
ただし、以下のような要因も考慮して総合的に判断されるよ。

手術が必要になる場合

  • 患者の年齢と骨の成熟度
  • 側弯の進行速度
  • 体のバランスや姿勢への影響
  • 痛みや呼吸機能への影響
  • 患者本人や家族の希望

神経筋原性側弯症など、原因となる疾患によっては、より早期に手術を検討する場合もあります。
重要なのは、側弯症と診断されたら、定期的に専門医の診察を受け、適切な時期に適切な治療を受けることです。早期発見・早期治療が、より良い治療結果につながります。

ABOUT ME
奥村 龍晃
奥村 龍晃
フィジカルバランスラボ整体院院長
名古屋市千種区星ヶ丘にて開業11年。
空中整体レッドコード施術の創始者。
脊柱側弯症の影響による痛みの専門家です。
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